定年後の冒険!70歳から始めた北海道一人旅の感動体験記
今年で70歳を迎えた私は、長年夢だった北海道一人旅に挑戦しました。子どもたちは独立し、妻とは数年前に別れ、毎日が単調に過ぎていく日々。そんな時、ふと「もう一度、自分自身のために冒険をしてみよう」と思い立ったのです。
旅の計画は、以前の旅行と違いすべて自分の判断で決めました。ホテルも観光地も、口コミに惑わされず、自分の直感を信じて選ぶ。それが、シニア世代の自由の象徴のように感じられました。
予想外のハプニング:飛行機の遅延から始まった旅
出発当日、成田空港で搭乗手続きを済ませた直後に、フライトが1時間遅延。普段なら焦るところですが、私は「これも旅の一部」と心を落ち着けました。その間、空港の小さなカフェで地元の新聞を読みながら、旅のワクワクを膨らませていきました。
飛行機がようやく離陸すると、眼下には雲海が広がり、北海道に向かう期待感で胸が高鳴りました。初めての一人旅、そして70歳という年齢での挑戦は、自分自身への小さな挑戦でもありました。
地元の人との出会いが生んだ予期せぬ体験
札幌に到着してレンタカーを借り、最初に向かったのは小樽。観光地として有名ですが、地元の人が教えてくれた穴場のカフェに立ち寄ることにしました。そこで出会ったのは、80歳になるご主人が自ら淹れるコーヒーの香りと、昔話を楽しそうに語る奥様。話を聞くうちに、「人生は旅と同じで、どこで何に出会うかが大切」という言葉が胸に響きました。
その後、カフェを後にして小樽運河を歩いていると、偶然にも地元の祭りが開催されていました。踊り手の人々と一緒に太鼓のリズムに合わせて踊る私。70歳でこんなに体を動かす日が来るとは思っていませんでした。観光ガイドブックには載っていない、この瞬間こそ旅の醍醐味だと感じました。
自然との対話:富良野のラベンダー畑で得た癒し
小樽から車で富良野へ向かう道中、道端に咲く野花や遠くに見える山々の景色に、心が洗われるような感覚を覚えました。富良野では、ラベンダー畑が満開で、その香りと色彩に思わず立ち止まってしまいました。ここでも予想外の出会いが。地元の農家の方が、「ラベンダーオイルを作ってみるかい?」と声をかけてくださり、急遽ラベンダーオイル作り体験に参加しました。
オイルを瓶に詰めながら、人生の香りも少しずつ自分の中に残っていくような気がしました。一人で旅をしていると、こうした些細な体験が心に深く刻まれるのです。
冒険の締めくくり:温泉宿での感動体験
旅の最終日、私は登別温泉に宿泊しました。旅館の温泉に浸かると、これまでの旅の疲れが一気に解け、同時に達成感が込み上げてきました。温泉の脱衣所で隣になった方と話すと、彼もまた一人旅で日本各地を巡っているとのこと。「70歳からの旅は、体力よりも心の柔軟さが大切だ」と語るその言葉が、私の胸に深く刺さりました。
夜には、旅館の窓から見える星空を眺めながら、人生の新しい一歩を踏み出した自分を静かに誇らしく思いました。この旅は、単なる観光ではなく、自分自身を見つめ直す時間でもあったのです。
旅を通して得た学びと行動へのヒント
この北海道一人旅で私が学んだことは、年齢に関係なく新しいことに挑戦する楽しさ、予想外の出来事から生まれる喜び、そして人との出会いの大切さです。シニア世代でも、今からでも遅くはありません。小さな冒険を積み重ねることで、毎日がより豊かになります。
もしあなたも一歩踏み出したいと感じたら、まずは近場からの小さな旅行や体験教室に参加してみてください。私が今回訪れた北海道の情報は、こちらの公式サイトで詳しく確認できます。
また、旅の計画を立てるときには、口コミだけに頼らず、自分の直感で選ぶことをおすすめします。意外な発見や思いがけない体験が、あなたの旅をより特別なものにしてくれます。
人生100年時代、シニア世代の一人旅は新しい自分を見つける最高の方法です。私の体験が、少しでもあなたの背中を押すきっかけになれば幸いです。
北海道での体験談はまだまだ語りつくせません。次回は、夏の富良野でのラフティング体験や、地元市場での珍しい食材との出会いについても紹介予定です。興味のある方は、ぜひ次回の記事もチェックしてください。
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