70歳からの冒険・北海道続編!ラフティングと市場での珍体験
前回の記事で紹介した北海道一人旅から数日後、私は富良野でのラフティング体験に挑戦しました。70歳で急流下りとは、自分でも驚きでしたが、人生最後の冒険にするには十分すぎる挑戦です。
当日は朝から快晴。ガイドの方と簡単な安全説明を受け、ライフジャケットを着用。最初はゆったりと川を下る予定でしたが、いざ漕ぎ始めると水の勢いが予想以上。小さな波に押されて転覆しそうになる瞬間もありましたが、隣にいた同年代の方と声を掛け合いながら漕ぐうちに、自然と笑いがこぼれました。
予想外の出会い:シニア仲間との友情
ラフティング中、私のグループには私を含めて70代後半の方が3名。普段の生活ではなかなか会う機会のない年代の方々と、川の中で必死にバランスを取るうちに自然と会話が弾みました。皆さんの人生経験や旅行談を聞くうちに、70歳を過ぎても新しい挑戦を楽しむことの大切さを再確認しました。
ゴール地点に到着すると、全員で拍手。達成感と共に、冒険心が再び目覚めた瞬間でした。後で写真を見返すと、笑顔が溢れる自分たちの姿に心が温かくなりました。
地元市場での予想外の発見
ラフティングの翌日、私は旭川の地元市場を訪れました。市場は観光地向けではなく、地元の方が日常的に利用する場所。そこで見つけたのは、普通のスーパーでは見かけない珍しい魚や野菜、地元名物の手作り漬物。
特に印象的だったのは、「氷下魚(コマイ)」という小さな魚。店主に聞くと、冬場にしか手に入らない貴重な食材だとか。思わず購入し、宿で調理してみることにしました。初めて触れる食材の香りや感触に、シニア世代でも新しい学びとワクワク感があることを実感しました。
宿での料理体験が生んだ新しい自信
宿に戻ると、夕食前に購入した氷下魚をさばき、自分で焼いてみました。最初は手元が震えましたが、火の通し方や塩加減を工夫するうちに、見た目も香りも驚くほど美味しい一品が完成。食事を一口食べると、冒険の疲れも吹き飛ぶほどの感動でした。
この体験は、シニアでも挑戦することで「まだまだ自分には可能性がある」と自信を取り戻すきっかけになりました。旅先での小さな挑戦が、大きな自己肯定感につながるのです。
思わぬハプニングがもたらした学び
翌日は網走へ移動する予定でしたが、レンタカーのバッテリーが上がってしまい、予定が大幅に遅れるというハプニングが発生。しかし、焦らずレンタカー会社に連絡して代替車を手配する間、地元の喫茶店で休憩することに。店主や常連客と話すうちに、地元の昔話や観光情報を教えてもらい、結果的に予定よりも充実した観光になりました。
この出来事から学んだのは、旅におけるトラブルも新しい出会いや学びにつながるということ。シニア世代だからといって臆する必要はなく、むしろ落ち着いて状況を楽しむことが重要だと実感しました。
北海道旅のまとめとシニアへのメッセージ
今回の続編では、ラフティングや市場での珍しい体験、予期せぬハプニングを通して、70歳でも冒険心を持ち続ける楽しさを改めて感じました。旅は単なる観光ではなく、自分自身を見つめ直す時間、人生の新しいページを開く時間でもあります。
シニア世代の方々に伝えたいのは、年齢は挑戦の障害にはならないということ。小さな一歩からでも、冒険は始められます。まずは近場の散策や体験教室に参加し、少しずつ行動範囲を広げてみてください。旅の計画や情報収集には、北海道観光公式サイトが非常に便利です。
人生100年時代、シニアの冒険はまだまだ続きます。次回は冬の北海道で体験した温泉と雪景色、そして地元の人々との温かい交流についても紹介予定です。ぜひ次回もチェックしてみてください。
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